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見まもりコラム

心房細動って知ってますか?

Date: 2017-04-18

桜も見頃を迎え、春の暖かな日差しが心地よい毎日となりました。
みなさんこんにちは。在宅健康管理を推進する会です。

前回は致死性不整脈についてお話させていただきました。今回は不整脈の一つである「心房細動(しんぼうさいどう)」についてお話したいと思います。

心房細動とは一言で言うと、高齢者に多くみられる不整脈のひとつです。加齢とともにその数は増加し、70歳代の5%、80歳代の10%程度の割合で起こりやすく、日本国内に約130万人いるとされています。心臓病の中では最も起こりやすい病気のひとつです。

心臓は筋肉でできた臓器で、血液を全身に送り出すポンプの役割を果たしています。1分間に約60~80回、1日に10万回以上休むことなく拍動を繰り返しています。この心臓の動き、実は電気信号によってコントロールされているのです。
心房細動は、心臓の中のお部屋のひとつである心房というところから送られた電気信号の流れが乱れている状態のことを言います。不規則な電気信号が発生し、心房全体が小刻みに震え、正しい収縮と拡張ができなくなります。心房細動になると脈の乱れによる動悸や不快感などで日常生活に支障が出ることがある上、重い症状の脳梗塞が起こりやすくなることが分かっています。心房内で血液の流れが滞ってしまうと血栓と言われる血液の塊ができてしまいます。この血栓がそのまま脳にまで到達してしまうと、脳の血管を詰まらせ、脳梗塞を起こしてしまうのです。そして心臓の不整脈などが原因で起こる脳梗塞(心原性脳梗塞)は心臓内で大きくなった血栓がはがれて血流に乗っていくため、太い血管に詰まりやすいという特徴があります。そのため大きな梗塞を起こしやすく、通常の脳梗塞よりも重症化しやすい傾向があり、5年後死亡率は50%ともいわれます。これはがんよりも悪性度の高い病気です。
平成18年の厚生労働省の調べによると、国内死因の第3位を占める脳卒中の死亡者数は年間約13万人で、その内60%が脳梗塞によるものとされています。また平成11年〜平成12年に実施された大規模国内登録調査Japan Multicenter Stroke Inverstigators’Collaboration(J-MUSIC) では更に脳梗塞の21.8%が心房細動などの心臓疾患が原因で発症しているとされています。

心房細動は心臓の疾患でありながら重篤な脳梗塞を引き起こすケースが多く、早期発見が非常に大切になってきます。

では心房細動を発見する方法は何か。それは心電図検査です。病院での心電図検査はもちろん、24時間装着して普段の生活の中で不整脈がないか検査するホルター心電図などがあります。ただし、ホルター心電図を行っても24時間では不整脈の発作が出なければ検出することは出来ません。Raoul Stahrenbergらの研究発表(同調律のある脳虚血患者に対する早期および長期の連続ホルター心電図モニタリングによる発作性心房細動の検出率の向上)では24時間モニタリングよりも48時間モニタリングの方が検出率が高く、さらに長い7日間のモニタリングでは24時間のモニタリングに比べて約3倍の検出率があったと報告されています。心房細動はいつ発生するかわからない不整脈であり、また発生しても無症状のことが多いため、これまでの心電図検査では発見することが難しいのです。
一方で、心房細動は発見できてしまえば、内服治療にて、脳梗塞の危険性を多くの場合で予防できる病気です。

我々の心電図プランでは、医療機器認証がなされている高度医療機器を用いて24時間365日連続で心電図を測定します。医師が心電図を確認致しますので、ご自宅で過ごしながら病院に入院している時と同じような安心感をご提供しながらまた心房細動の早期発見も可能です。発作時など異常があった場合にも直ちに気付く事が出来ますので、緊急時の対応が素早く行えます。

心臓疾患をお持ちの方、高齢者で一人暮らしをしている方、ご家族が遠方に暮していて日頃心配に思われている方など、是非導入をご検討してみてはいかがでしょうか。

陽光うららかのみぎり、皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

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